俺は猛烈に張り切っていた。

なにせ、生まれて初めての東京ディズニーシーである。

意気揚揚と京葉線に乗り込み、人目を気にせずパスポートをストラップにつけるのだった。

舞浜駅から徒歩でTDSに向かう。15名という人数も、なんだかワクワクするぜ。

きっと入り口では、ミッキーとミニーが全力で俺を歓迎してくれるに違いない。さわやかなウインクで応えてあげよう。



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・・・

・・・・・・

誰ですか??

とにかく入口を通り過ぎ、妙に興奮しながらアトラクションをこなすのだった。

・インディ―ジョーンズ…なぜかひたすら罵倒されていたのが気になる。「愚か者!!」
・マジックランプシアター…最後展開速すぎだろ笑
・なんとかかんとか…一回転して怖かったいや、なかなかスリルがありましたね
・コーヒーカップとかあるところ…まわりすぎだろうあれは…目がくらくらしたぜ…

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↑コーヒーカップ。
屋内なのにサングラスをかけているのはなぜだろう?目がまわりにくくなるのだろうか?

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↑コーヒーカップのあと乗ったやつ。こいつもまわりすぎだろう。気持ち悪くなってしまった…

さて、いよいよ本日のメインイベント、開校150周年記念セレモニーである。

司会の声が異常に美しい。すでにメロメロである。ウッチーであることが発覚した瞬間が一番の盛り上がりポイントであったことは言うまでもない。

応援指導部のS石君はカッコよかった。まさか普通部野球部で共にヘタレ部員として頑張っていた彼がここまで出世するとは思わなかった。SFCに進学したオレに合コンのセットをお願いしてきたことは秘密にしておいてあげよう。さらに、オレの人脈不足により合コンが実現しなかったことも秘密である悲しい

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セレモニーの様子(ぜんぜんわからん)。遠くにぼんやりと見えるのがタワーオブテラーですね。


2万人で若き血を合唱し、絆を確かめあってセレモニーは幕を閉じた。

感動である。この瞬間、確かに2万人の心はひとつになった。福澤先生も天国から微笑みながらご覧になったに違いない

セレモニーが終わると、たった今絆を確認しあったばかりの塾生・塾員が周りを蹴落としながら必死の形相でアトラクションへと駈け出した。この光景をもしも福澤先生がご覧になったら涙を流すに違いない

乗り遅れた我々も比較的すいているアトラクションを目指し、
・なんとかかんとか(水上でくるくるまわるやつ)
・ストームライダー
とアトラクションを楽しんだ。

どっちも酔ってしまったぜ><

どうやら俺はテーマパーク適応障害なようだ。
高いのだめ、3Dだめ、回るのだめ…この三重苦では、かっこいいところを見せられないだろう。彼女ができてもテーマパークだけはいくまいと心に誓ったのだった。

最後にタワーオブテラーを目指したが、やはり混雑していたのであきらめた…


「いやー残念だね、タワーオブテラー乗りたかったのにな!!でも混雑じゃしょうがないよね!!」

残念がるフリをしつつ、夢の国での1日は終了したのであった。

ちなみに、帰りは途中の東京駅でカレーを食べたのだが、甘口を頼むというヘタレっぷりを友人に笑われた。自分だって甘口にしたくせにっ(涙)